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箱庭の中で

  • 執筆者の写真: assemblage507
    assemblage507
  • 2015年4月5日
  • 読了時間: 1分

遠ざかるあの日がまぶしいほど 私の時間はモノクローム 電車の音 子供の声 浮かび上がる記憶の錯覚 石の階段に腰を下ろして 眺める街並みは嘘 過ぎてきた時間が確かなものだと 肯定するための確信を 誰も与えてはくれないのだから 口の中の錆びた味覚が 自分の位置を知らせてくれる せつなくても 傷ついても また立ち上がり 歩いていくしか無いのだと

 
 
 

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