さんいちいち
そうだね たくさんのいのち だれのために いのればいいのか なみだはね しまいこんでないと こわれてしまうから いまはまだ ゆるしあえたら らくになれるの かえるばしょが なくてもいいの もとどうりになるのなら えがおをかえして みんながね きおくのなかに かえるばしょが...
泣き虫だって
泣いたら負けよと 誰かが言った 泣き虫だって五分の魂 蜂が刺しても顔は顔 負けるが勝ちよと 誰かが言った 笑わせた人が勝ちだから 諦めちゃったらそれが負け 笑顔が好きよと 誰かが言った 顔で笑って心で泣いて 君の笑顔があれば良い #詩 #poem
名前をつけてあげる
ぽつり ぽつりと 雨がつぶやく いっそ 流れていければ好いと 辿り着く先が どんな未来であっても 受け入れる準備は しておこう ふわり ふわりと 雲が流れる 名前がないから 呼び止められない 共に流れて行きたいのにね 掴みどころがないし 名前をつけてあげるから...
去りゆく慕情
白い気分 纏う景色 浅い足跡を残して 去りゆく慕情 小さきものは 声を殺して 身を寄せ合うが 風に巻かれる 化粧のように 白くなる気分 儚い世界を 隠す慕情 ぬくもりの中 信じる事の 無意味さばかり 胸に届く あなたの熱で 溶けゆく想い 狂おしいほど 堕ちる慕情 #詩 #poem
私はあぶく
たそがれたのは砂の影 風に流れて形を変える 記した想いも 波にさらわれ消えていく 私はあぶく 浮ついたまま ゆらゆらと空に溶ける あなたの手を取り 放さなければ 消えずに歌を届けたでしょう 私はあぶく とりとめも無く ふわふわと時のはざま あなたに染み込み 過去になれば...
やさしいうたごえ
はかないひかりが ほのかになって てのなかできえていく うしなうことの さびしさ てんからふってきたよな ちいさないのちでも ただえがおをくれた それがりゆうだった きみのぬくもりを さがすように しんこきゅうして めをとじる さよなら おもいで さよなら おもかげ...
ウレシイんだから
心配そうな顔して 覗きこまないで 黙ってるからって 怒ってなんかないよ こんなふうにしかできない私を 無愛想だと思わないで 笑顔に自信がないから 上手く笑えないだけ ホントはウレシイんだから もっと振り回して その曲聴くし 野球にだって興味持つよ やさしいこえで髪をなでてさ...


詩集
昨年10月下旬よりGoogle+で投稿してきました詩の数々を、 自分の持つイメージやテーマごとに5冊の詩集に編纂しました。 amazonで電子書籍として発売しましたので、 興味をお持ちの方は覗いてみてください。 ごちゃまぜのハート...
月のほほえみ
眠りのそばで綺麗な空は はずかしそうに顔を赤らめ 月を忘れていきました とりのこされた白い月は 空を眺めて溜息をつき 物語りを始めます ゆりかごの私は耳を傾け 優しい声に体を預け 夢を見ながら詠います 美しいもの 静かなほほえみ 緩やかになる この世界 #poem #詩
アポトーシス
切り離された心 私を守るために割れた風船 世界のために滅びゆくなら いっそ ぜんぶのみこんだまま 視えることないボーダー あなたを守るために消えた遺伝子 世界の聲が響き渡り ずっと 時間が動けないまま 外からのシグナル 調節されたカスパーゼ 二人のために短くなる嘘 まるで...